「GRAPEVINE tour 2013」 2013.6.28 Zepp Tokyo
さー、どんどん書いていきましょう。
- 一曲目のなしくずしの愛から、こりゃあとんでもないライブになりそうだ……という気配がむんむん。そして曲中のどこかのタイミングで、弾かれたように「あ、いい。今日ぜったいいい。」って自分にパチンってスイッチが入ったのがわかって燃えました。めらめら。
- からの、冥王星! ますびーはい!! いやあああ楽しい!
- おっだーいばーー! 最終日集まってくれてありがとうございます。無事ツアーが終えられそうです。Zeppはけっこう久々なんですよね、さっき楽屋でいつぶりか考えてたんですけど、年寄りばっかりで答えが出ませんでした(笑)フロアも年寄りばっかりや!(笑) 否定はしません!
- 盛り上がるとか盛り上がらないとかもはや関係ないので、あとは皆さんの想像力にかかってます。でも俺らがいい演奏したら、うぇええい~! とやってくださいね。アニキ~~!! とか(笑)…キレるかもしれんけど(笑)
- お友達のおかげで180番台というZeppクラスでは超良番をいただけたので、喜び勇んで西川さんの斜め前2列目からアニキをガン見していたんですけど、あの、2時間半ずっと、アニキを見るかアニキとアニキの目線の先にいるメンバーを見るか下向いて目つぶってるかの三択だったんですけど、ここは田中さんのターンだった! って途中で我に返った迷信。えろ……ほんとにえろい…。
- マリーやっと聴けた~。外さないでいてくれてほんとありがとう。
- 今さっきやった曲は“ばみ”言うんですけどー。こういう曲が10曲入ってるアルバムです(笑)気に入ったら買って帰ってくださいね、「“ばみ”入ってるアルバムください」言うて。ばみ(笑)
- コヨーテを穏やかな気持ちで聴ける日が来るなんてね…みんなお上手になられて……(泣
- ピカロは、わたしけっこう眠くなっちゃうんだけど(笑)、この日はまったく。アニキ見てたからかな!(真顔
- 好きです! Wants!
- 前半の締めくくりかつハイライトだったPity。まじでまじでこの日のPityはかっこよかった!!!! 終盤の盛り上がりったらなかったです。すっごいもの聴いちゃったな……という凄まじいまでの満足感。どんだけ顧客満足度高いんだろうね、このバンド…。
- 1977はいっつもテンポが速いよー。もうちょっと落ち着いて聴きたいんだよー。いやしかし本気の名曲であることには変わりなく。こんなにポップでキャッチーなのになんでこんなに胸に痛いんです!? なんでこんなに苦しいんですか!? …という具合だからそろそろ平常心で聴きるようになりたい。まだ無理か。
- こい! こい! と念じていたらきたよIt was raining! 好き!
- アニキ曰く「トロピカルですよ。」な太陽と銃声。3回観るうち、ト、トロピカル?→トロピカル…かなあ…?→いえす、トロピカル!! と変化。アニキ、これはトロピカルですね!!
- 大好きなわれら。次のツアーからは聴けなくなっちゃうのかなあ。ときどき突然セトリに入れてきて、そのたびにどひー!! ってなりたいので、今後もひとつよろしくお願いしたいです。金やんは「ベース持たなくてもステージ映えしちゃうくそかっこいいベーシスト選手権」第2位*1に決定。
- ライブバージョンのアウトロがちょうかっこいい虎を放つ。AXの終演後、一緒に観ていたお友達と「虎を放つ!」「のアウトロ!」「「なにあれー!」」と大騒ぎした思い出も。もっと聴いていたいところで終わられてその場に取り残される感覚が、これぞグレイプバインな感じで。だから本編最後のほうがハマるけど、ここはここでまたいいですな。
- NOS、白日、ナポリの三連発はほんと上がる! ひたすら気持ちよかったー!
- ここらへんだったかな? あと124曲~~!(客:フゥウウ~!) 嘘じゃボケェ~~!(客:フゥウウ~!)ってあのやり取りすっごい楽しかった。
- 片側一車線の夢はまあ泣いちゃいますよ。これとか、This townとかさ、積み重ねてきた歳月があるからこその曲だと思うのですけど、自分たちのバンドの歴史を肯定して、さらに聴いているわたしたちのこれまでも肯定してくれているような。そんな気がしてしまうの。だからライブでやられると余計にグッとくる。「行かないか 忘れるよりも抱えたまま」ってすごくいい歌詞だと思う!
- 田中さんのターンその2(無心の歌)。特に好きだからそう思うのかも知れないけど、この曲を歌う田中はなんかもうすごい表情しますよね。なんつう顔して歌うのこの人…と思いながら見ていたら『ストレンジ・フルーツ』の千葉くんがフラッシュバックして、また泣けた。わたしの中ではもうこのふたつはセットで語られるようになってしまったから。
- ダーリンは、金やんが小さいシンバルを両手に持って“ちーん”って鳴らしてたのがちょうかわいかったです。そこに勲さんが“ピンポーン”とか“ブー”とか効果音で応戦(笑)けらけら笑ってるおじさんたち。かわいすぎますね!
- ちょっとお知らせさせてください。9月にNHKホールが決まりました~! え? 渋公? 渋公なん? よう知ってんな、俺より詳しいな(笑)…ちょっと待ってC.C.Lemonホールちゃうの? 渋谷公会堂に戻ったってこと? へ~(笑)
(どうでもいいっちゃどうでもいいMCだけどここ楽しかったから…笑)
- このツアーでもちょいちょいやっていた光については、去年たっぷり聴いたのでしばらくやらんでいいですよ! と実は思っていたので(笑)、Reverbもフラニーもすごくうれしかったです。かっこいい。かっこいいなー!
- アンコール、ほんとにほんとに楽しくて、終わるのやだああああ、って心底思いました。からの真昼ですから、もう、大団円間違いなし。
- ダブルアンコに、つまりはツアーのオーラスに、作家の顛末を持ってくるグレイプバインってなんなの。めちゃくちゃ粋じゃないか!!!!! ぜったいもう一曲はやらないでしょ、これで終わるつもりなんでしょ、と思って、あまりのかっこよさに口開けたまんま観てたよ。で、終わってサッと帰っていくのとか最高にかっこよかった。
もう後半かっこいいしか言ってないですけど、かっこいいんだからしょうがない。
このツアーは、わたしにはすごく、うーん…うまく言えないんだけど、難しいと思っていたツアーでした。一ツアーで数回観るようになってから、一回一回でこんなに受け取り方の違うツアーは初めてでした。
初日は、これからどう化けていくのか楽しみな反面、大丈夫かなこれ、と思っていて、横浜は(いま思うと)あまりに冷静に批判的に観すぎていたし、最終日は何もかもが楽しくて仕方がなかった。あんなに「セットリストが理解不能」とか言っていたのに、この違いはなんなんだと自分でも思います。
でもなんか、そうやってモヤモヤしたりヤキモキしたりするのも結局はたぶん楽しくて、それを許してくれるバンドだと勝手に思っているし(笑)、いろいろぶつぶつ言ったけどこれからも言うと思うけどやっぱりグレイプバインが大好き! と思って、非常にしあわせでした。
なんだろねー、バインちゃんって。
なんて懐の深い、器の大きいバンドでしょうか。
んで、なんといってもアニキですよー!!
- 眉間にシワを寄せて小首をかしげながら欠けていないピックを探すアニキに激萌えきゅんきゅん丸(どうもすみませんでした)
- NOSの歌詞(「性能の差」~「食わしてくれよ」まで)を口ずさみながら自分の出番を待つアニキにも激萌えきゅんきゅん丸(でも反省はしません)
ダーリンでも口ずさんでいたみたいなんですよね。なんで覚えてないんだろうわたし。
- もっとピックくれ! と言わんばかりにがっつくアニキ側一帯(含む:自分)に、ぽいぽいぽい! と少しも客席を見ずにしかもほとんど同じところにばら撒く適当さに爆笑。でもやさしいね。あのときのわたしたち、完全に餌付けされる鯉だった。
あ、かっこよかったところですか?
ぜんぶ です。
で、ときどき口パクパクさせて弾いてるじゃないですか。口リズムっていうか。あれどういうリズムなんだろうなと思ってじっと見ていたんですけど、ベースのフレーズだったり、自分のギターの入るタイミングだったり、まあとにかくおもしろいんです。
この人の中ではどういう時間が流れているのかすごく興味があるので、『西川弘剛の頭ン中』*2っていう番組作るべきだなって思います。
ギターも終始すっげーーーいい音だった。高音のキレと伸びがちょう気持ちよかったです。田中の「あんな個性的なギタリストいない」「(他所に)あげたくない」発言を噛みしめながら。
ていうか、音は全体的によくて、金戸さんのコーラスが聴こえづらかったのが残念だったけどそれは上手にいたからということにしておくとして。楽器のバランスは非常によかったなあ。
なんかもうほんとにアニキがかっこよくてかわいくて、どうしようこの気持ち。恋かな。
グレイプバインは5人の音をひとまとめに大好きだったから、こんなに誰かひとりに注目(もはや執着)することになるなんて思いもよらなかったからちょっと戸惑っている。
お友達たちとの打ち上げでの議題も、いかにアニキが素敵でそしてかわいかったか、ほぼそれに尽きる。みたいな感じでした。
打ち上げは総勢16人で、ずっとお会いしてみたかった人にも会えたし、それにしてもいつものメンバーが集まったときのあの安心感はなんなんでしょう……楽しかったなあ。徹夜で遊んだのなんて何年ぶりだろうか! カラオケも何年ぶりだろうか!
豚の皿の大合唱はものすごーく楽しい、ということがわかりました。
ほんとは、あの日の何もかもが楽しかったせいか、あれ夢だったんじゃないかな? とか思ってる。
グレイプバインとグレイプバインを通じて出会えた人たちが大好きで大好きすぎて、しあわせな一日でした。
【セットリスト】
1.なしくずしの愛
2.冥王星
3.I must be high
4.迷信
5.マリーのサウンドトラック
6.うわばみ
7.コヨーテ
8.ピカロ
9.Wants
10.Pity on the boulevard
11.1977
12.It was raining
13.太陽と銃声
14.われら
15.虎を放つ
16.NOS
17.白日
18.ナポリを見て死ね
19.片側一車線の夢
20.無心の歌
−en.1−
21.Darlin' from hell
22.Reverb
23.フラニーと同意
24.真昼の子供たち
−en.2−
25.作家の顛末