なななんと、今年初めてのワンマンライブでありツアーである。待ちに待ったよ!
ツアー序盤の長野ではクラサーらしいとっ散らかったセトリだなあと思ったんだけど、終盤の静岡・新木場と観て、これはGRAPEVINEからのお歳暮だ、暮れの元気なご挨拶ツアーだ!と気づいた。公園までとうわばみがセットで本編ラストなのも、会いにいくも、Armaも、「今年は珍しくリリースもなかったしフェスばかりだったけど、今年もありがとう、じゃあまた来シーズン!」っていう挨拶でしょ。田中さんのMCも、終始わりとそんな感じだった。
そんなわけで、ああ、GRAPEVINEって優しいよな…わたし達あまりにも愛されてるな……と胸いっぱいでツアーのまとめに入ろうとしていたところに突然の新譜&先行配信&ツアーのお知らせ。
ひ、ひえーーーーーー!
田中さんが「看板を見て」「告知があるらしいねん」「なんかしら見て帰ってくれ!」と言うので、どうせ(どうせ言うな)ロビーにポスターか小さめの看板があるかフライヤーが配られるくらいだろうと思っていたのに、まさかのデジタル!?っていう。バインちゃんがこんな今時の告知方法を採用する日がくるなんて誰が想像したと思うかね。
コーストの看板もアルバム仕様に変わっていて、えらく感動してしまった。手間暇かかってるし、至れり尽くせりじゃないか。今までなら曲作り期間とかレコーディングをしているとか、新譜の進捗状況をなんとなくでも会報とかで教えてくれていたのに、今年は一切そんな話が出なかったのは、全部この日のためだったんだねえ……し、痺れる~!
そしてこのタイトルの強さよ。
「Alright」も「ALL THE LIGHT」も今までにはなかった類の強さで、それをまた今までにはなかったやり方で解禁して、そんな場に立ち会ってしまったらテンションが上がらないわけがないし、胸が熱くならないわけがないんだ。どうやら、20周年を経て新しいGRAPEVINEが始まってるみたい。
GRAPEVINE - Alright (Music Video)
……ね!!!??
こんなにGRAPEVINEなのにこんなに新しくて、ワクワクが止まらないよ。でもことさらに新しさを強調するわけじゃない、バインの音楽を熱心に聴いてきた人にだけ「おっ?」と思うポイントが散りばめられてるくらいのさじ加減。そういうところめちゃくちゃ好き。そもそも20年間ずっと変化と深化を繰り返してきたものね……いや、ほんとそういうところ、そういうところだよこのバンドのすごいところは……面白いな~。
とにもかくにもめでたい。あと1か月を残して、すでに年を越したくらいの気持ちになってきた。GRAPEVINEの来シーズンがますます楽しみ。2019年もしっかりと生きよう。
【セットリスト】
11月4日 長野CLUB JUNK BOX
1.ピカロ
2.SATORI
3.1977
4.その日、三十度以上
5.TOKAKU
6.EAST OF THE SUN
7.FORGE MASTER
8.MAWATA
9.マダカレークッテナイデショー
10.Weight
11.Dry November
12.BABEL
13.会いにいく
14.HESO
15.シスター
16.白日
17.EVIL EYE
18.公園まで
19.うわばみ
‐en.‐
20.アンチ・ハレルヤ
21.Reverb
22.Arma
11月23日 LIVE ROXY SHIZUOKA
1.ピカロ
2.SATORI
3.1977
4.EAST OF THE SUN
5.TOKAKU
6.その日、三十度以上
7.FORGE MASTER
8.レアリスム婦人
9.マダカレークッテナイデショー
10.Weight
11.Dry November
12.BABEL
13.ナポリを見て死ね
14.HESO
15.白日
16.シスター
17.EVIL EYE
18.公園まで
19.うわばみ
‐en.‐
20.Arma
21.会いにいく
22.アンチ・ハレルヤ
11月27日 新木場STUDIO COAST
1.ピカロ
2.SATORI
3.1977
4.EAST OF THE SUN
5.TOKAKU
6.その日、三十度以上
7.FORGE MASTER
8.MAWATA
9.マダカレークッテナイデショー
10.Weight
11.Dry November
12.BABEL
13.Silverado
14.HESO
15.白日
16.シスター
17.EVIL EYE
18.公園まで
19.うわばみ
‐en.‐
20.KOL
21.Reverb
22.会いにいく
23.ナポリを見て死ね
24.Arma