High and dry

それが魔法というものなら 死ぬまで解けないかも

清竜人 WORK TOUR

清竜人くんのWORK TOURが終了しました。

今回は東名阪ぜんぶ行きまして。そうは言ってもたったの3公演ですけど、しかし年末進行真っ盛りのクソ忙しい12月に3日間丸々有休取るなんてアホなこと、けっこうな勇気がいったしたぶんもう出来ない。三十路のすることじゃない。特に名古屋はギリギリまで悩んで諦めていたのに、初日を観た直後にこれは行かなきゃだめだ!と思って急遽追加したからね……。自分でもつくづくだな、と思います。

でも行ってよかった。無茶してよかった。だってほんとうに楽しかったよ!

そんなツアーをあの日のツイートと共に振り返ってみます。


2013.12.2 心斎橋BIG CAT












テンション高すぎて笑う。でもこの後もずっとこんな感じなのです、ごめん。
タイジさんの弦が切れたのは『ジョイフル』。アコギだったのをエレキに持ち替えて、次の曲の前に「この後もエレキになるけどいい?」みたいなことを聞いていて(※妄想です。)、竜人くんが親指ピッと立てて「オッケー」と。ライブにおける各種トラブル大好物(語弊ある)のわたしにはこういうのたまらなくグッとくる。

2013.12.4 名古屋BOTTOM LINE








竜人くんがギターもヘッドホンも放り出したのはアンコールの『I Don't Understand』。ライブにおける各種トラブル(以下略)。この曲でこの手のトラブルってそんなのぶち上がるしかないじゃんかー!という高揚感のまま居酒屋に直行。3つ目のツイートのときにはもう飲んでるから(笑)
今回のライブはステージにiMacが置いてあって、竜人くんは基本ヘッドホンを(バンドメンバーはイヤモニを)してるんですけど、名古屋は曲の途中で外すことが多くてトータルで見るとしていない時間のほうが長かったかなあ。あとサングラスも早々に取っ払っちゃって。会場の狭さも手伝ってか、この日の竜人くんはすごく剥き出しな感じがしてロックだった。ほんとにかっこよかった。
どのタイミングか忘れたけど竜人くんがタイジさんに振って、「なに俺がしゃべるの?(笑)…あ、みなさん楽しんでってください」いただきましたー。『UNDER』のAメロでミスをして「やべっ!(笑)」という顔をするタイジさん、半笑いで歌う竜人くん、という図も。ふたりの絡みがかわいくて大好きでした。

2013.12.6 SHIBUYA-AX




そうなのだ。3公演それぞれに素晴らしかったけど東京がいっちばん良かった!なにせ熱かった!!こんなに熱いお客さん今までどこにいたの!?と思ったくらいだったのだけれど、ほんと、皆さんどちらから??いらっしゃいませ!!
一曲ごとにすごい歓声だったし、中でも『Zipangu』の盛り上がりったらなかった。ここはライブの流れとしても象徴的だしZipanguはどこの会場でも盛り上がっていたけど、東京では曲の途中でも歓声が上がっていたよね。あの「わかってる」感……いま思い出しても震える。『LOVE&PEACE』や『きみはディスティニーズガール』も然り。あ、あと『The Movement』も!
そんな熱い観客以上に熱かった竜人くんの、ツボだった瞬間がこちら。

  • 『Microphone is...』の歌い終わりで歓声に反応してバッと手を挙げたところ。照明の具合と相まって最強にかっこいい始まり方だった。
  • 『Zipangu』のクネクネぶりっ子歌唱。た の し そ う だ ね !
  • 『ぼくらはつながってるんだな』のいちばん最後の\ぼくらはつながってるんだな!/で客席にマイクを向けながらくるっと後ろを向いたところ。
  • 『Katie』終盤の絶唱
  • 『The Movement』のサビのガッツポーズ歌唱。フロアも拳を掲げて大盛り上がり。そしてあのアンセム感ですよ。俺のLike 君のLike 声に出していこうぜ!
  • 同じく『The Movement』で「君はもう 俺にとって Super Girl」と歌いながら客席を指差すときのドヤ顔wwあそこ毎回笑ったなあ。大好き(笑)
  • 『Championship』のギターソロ(三味線のところ)を間違えて「やってもうたー」的にちょっとヨロヨロして(笑)、タイジさんに向かって大口開けて笑ってたところ。ステージであんなに思いっきり笑うところ初めて見た気がする。
  • 『UNDER』を歌う姿の何もかも(それもうツボって言わない)

あの大歓声のフロアを作り出したのは竜人くんとその音だったけれど、彼もまたフロアの盛り上がりに引っ張られてパフォーマンスの精度が上がっていた。『Zipangu』以降は特にキレッキレだったし、すごく楽しそうだったし、あとはやっぱり、声も含めてその身ひとつで観客を惹きつけて巻き込んで、それってもうアイドルかスターの所業ですよ。こんなに完璧なポップスターがいるならわたしもうジャニヲタから足洗ってもいい!と思えてきて、なんかもう胸が熱くなりすぎて何度も泣き崩れそうだった。それくらいこの日の竜人くんは振り切れてました。

それからこのツアーは何しろ音がかっこよすぎた。軽やかでいて鉄壁。そして強靭。あんなのもう踊るしかないよ!最高!
このメンバーだったら「WORLD」の世界観は当たり前にハマるだろうと思っていたけど(想像以上だった!)、「PEOPLE」の曲たちが化けたなあ。こんなにも気持ちよく踊れる曲だったんだ!と思ったし、あのピースフル感、半端なくヤバい。
特にタイジさんの存在は大きかったです。あの圧倒的なオーラと華、キレ味抜群のギタープレイは(出音もでかいし)、「WORK」というアルバムにとてもよく似合う。『Championship』とか『All My Life』のアウトロとかめちゃくちゃかっこいい。タイジさんにお願いしようって提案したのは誰なんだろう。竜人くんかな?マネージャーさんかな?大正解でしょう!
ほんと何回でも言いたいけど、THEATRE BROOK佐藤タイジ清竜人のツアーサポートに!ってやっぱりどう考えてもすごい興奮するんですよ。俺得。親子ほど歳の離れたふたりが楽しそうに笑い合っているのを見ると妙にキュンとしたものです。

『All My Life』について触れなければなりません。この曲はもうほんとに……アウトロが好きすぎてずーっと聴いていたい、と思っていたわたしには、タイジさん(G)、TOKIEさん(B)、ミキオさん(key)、ASA-CHANG(Dr)の順にひとりずつステージから去っていき、最後は竜人くんの声だけが残るというあの演出、たまりませんでした。浮遊感のある美しいメロディとTe wo tsunaide itaidake…という歌詞と、真っ白い照明に煌々と照らされたステージにひとり立つ竜人くんの姿が頭から離れない。はー、なんてドラマチック。

竜人くんの佇まいや歌いっぷりはとにかく男前でした。
「"WORK"はこれまでを統括しつつ、新しいことができれば」「音楽家として自立した作品に」「プロの仕事をしたい」と言っていたけれど、ライブもまさにそんな感じでした。ミュージシャンとして、パフォーマーとして、また新たな地平に立ったような……神懸かり的によかった、ほんとに。
MCをしないのは相変わらずだけど、このツアーを通して竜人くんとたくさん会話したような気分だ。やっぱり「MUSIC」を作ってMUSIC SHOWをやったのはいろんな意味ですごく大きかったなあと思うし、そこからの「KIYOSHI RYUJIN」も、歌っていることこそ内省的だけれど決して閉じているわけじゃない、あのツアーの内容も含めてすごく外を向いている表現だったと思っているので、竜人くん自身がどんどん解放されているようで、それをすごく楽しんでいるようにも見えて、とても嬉しい。
でもそんな「MUSIC」も「KIYOSHI RYUJIN」も、「(出すタイミングが)遅いくらい。本当はもっと早く出したかった」とか言うんだから、この人はまったくさあ……やっぱり計り知れないなあ。

いつも、“最新の清竜人”がいちばんかっこいい。そう当たり前に信じていられるわたしはきっとすごく幸せだ。次はなにが飛び出してくるのか本当に楽しみ。でももうしばらくはWORKに浸っているね。ああ、楽しかった。


【セットリスト】
1.Microphone is...
2.イザナギの後遺症
3.あくま
4.悲システム
5.ジョン・L・フライの嘘
6.Zipangu
7.LOVE&PEACE
8.きみはディスティニーズガール
9.ぼくらはつながってるんだな
10.ジョイフル
11.パパ&ママ愛してるよ!
12.Katie
13.The Movement
14.Championship
15.UNDER
16.All My Life

‐en.‐
17.I Don't Understand