竜人くんの音楽を聴いていると、ああ今日も着々と死に向かっているなあと思えて、安心する。そこにネガティブな感情は少しもなくて、むしろ自分がいま確かに生きているという何よりの実感であり、もしかしたら、執着でもあるかもしれない。
というようなことを、アンコールの「イザベラ」を聴きながら思った。
2月のアコースティックツアーのときにも感じたんだけれど、「PEOPLE」収録楽曲の歌詞がリリース当時よりもずっとずっと切実に胸に迫ってくる。自分のなかで楽曲に対する理解が深まったのもあるだろうけど、それ以上に、否応なしに現実のこの社会と重ね合わせてしまう、リンクしてしまう、今はきっとそういう時代なんだなと思う。
【セットリスト】
1.サン・フェルナンドまで連れていって
2.抱きしめたって、近過ぎて
3.25時のBirthday
4.私は私と浮気をするのよ
5.馬鹿真面目
6.涙雨サヨ・ナラ
7.痛いよ
8.TIME OVER
9.平成の男
10.Morning Sun
11.Selfish
12.All My Life
13.青春は美しい
-en.-
14.ジョン・L・フライの嘘
15.イザベラ
16.あいつは死んであの子は産まれた