竜人くんの音楽を聴いていると、ああ今日も着々と死に向かっているなあと思えて、安心する。そこにネガティブな感情は少しもなくて、むしろ自分がいま確かに生きているという何よりの実感であり、もしかしたら、執着でもあるかもしれない。
というようなことを、アンコールの「イザベラ」を聴きながら思った。
2月のアコースティックツアーのときにも感じたんだけれど、「PEOPLE」収録楽曲の歌詞がリリース当時よりもずっとずっと切実に胸に迫ってくる。自分のなかで楽曲に対する理解が深まったのもあるだろうけど、それ以上に、否応なしに現実のこの社会と重ね合わせてしまう、リンクしてしまう、今はきっとそういう時代なんだなと思う。
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