- 出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
- 発売日: 2006/03/25
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舞鶴に住む15歳の少年サム(浜上竜也)は知的障害を持っているが記憶力は抜群にいい。在日朝鮮人のハハ(倍賞美津子)は潜水夫のチチ(原田芳雄)とサムの教育方針をめぐって対立し、現在妹を連れて別居中である。そんなサムとその家族が、暴力団を巻き込む警察汚職事件に巻き込まれてしまうが…。
突発的加瀬不足につき、祭り開催中。
監督、怒ってんなー! もしくは、喧嘩売ってんなー! な痛快作。
レビューサイトを読んでいたら「いろいろ詰め込みすぎて中途半端」「まとまりがない」というものをチラホラ見かけたけれど、その詰め込みっぷりこそが魅力なんであり、それにたぶんまとめる気なんてさらさらないんだろうなあ、と思ったらその熱さにグッときました。森崎監督かっこいいな!
市井の人々の血と汗と涙と肉と骨がしっかりと焼き付いている。彼らが生きている姿そのものがメッセージなのではないかなあ。
加瀬くんの立花刑事もよかったです。
腕っぷしはからきし弱くて、叩き上げ感ばりばりの強面刑事(塩見省三)に終始殴られ蹴られのぼっこぼこにされてるけれど、納得のいかないことにはNO! と言える一本筋の通った誠実な刑事を好演。直子先生(肘井美佳)とのかわいらしいシーンもあって、あそこは思わずクスっと笑ってしまう。
加瀬くんはたしか「森崎監督からはもう毎日怒られてばかりで大変だったけど、すごい勉強になったしいい経験になった」というようなことをよく話していたと思うんですけれど、ソースが思い出せないので詳細が書けません。ぐぬぬ…。
そんな「ニワトリはハダシだ」以来8年ぶり(!)の新作が今年の秋公開。
おそらく最後の映画製作になるであろう、とおっしゃっているとかいないとか…。加瀬くんも出ます! そして主演は岩松さん!