High and dry

それが魔法というものなら 死ぬまで解けないかも

花(西谷真一/2003)

花 特別版 [DVD]

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動脈瘤に倒れるも、手術をして記憶が喪失する危険があることを知った野崎(大沢たかお)は、医者への返事もせずに無気力な日々を過ごしていた。そんな折、彼は初老の弁護士・鳥越(柄本明)を東京から鹿児島まで車で送るバイトを請ける。高速を使わずに国道で向かう旅。鳥越は徐々にこの旅の目的を語りはじめる…。

金城一紀の同名短編を映画化。読んだことがあるんだけど、それ(小説)とこれ(映画)が結びつかなくってですね。なんでだろう?(知りません!

鳥越の若い頃を演じているのが加瀬くんでして、相手役が牧瀬里穂なのですが、わたしの中では牧瀬里穂といえば「ヒューヒューだよ!」*1の人であり、驚いたことに芝居がその当時と一ミリも変わっておらず、ところどころで差し込まれる回想シーンのたび「ヒューヒューだよ!」や「カキーン!」まで脳内再生されてしまうという悲劇。…悲喜劇?(どっちでもいいです。
いつしか忘れてしまった大切な記憶にまつわる話なので、本来この回想シーンは温かくも切ないトーンなはずなんだけど、実際そのように描かれているんだけど、な、なんで牧瀬里穂……と思ってまったく集中できなかったよ!
ほんと謎のキャスティングだよ…もっとほかにいたはずだよ、適した人が…。

見どころは加瀬くんのきれいに浮き出た頚椎ですかね!!!

*1:92年の月9ドラマ『二十歳の約束』より。